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2009年08月19日

+α。

ひさしぶりに夜をゆっくり過ごしております。

こんなゆっくりできる日は古文書研究会の会報編集をせねば。
気がつけばもう8月も後半、9月分の締切が迫っている。

毎回、このブログのタイトルと同じタイトル―おとふくばたけに音が吹く―で会報に農に関わる何らかを寄稿している。
別段、そのために調べ物をしているわけではなく、ただ何となく気が付いたこと等を徒然なるままに書いているだけなのだけど。

今回の文章について、完成した原稿から少しピックアップ。

………

大原で就農した若手の農家組合オーハラーボ。かの有名な宮沢賢治のイーハトーヴを文字って命名されたグループであるが、共同で百井の水田にて稲作を実践中。

―中略―

何となく思うのだが、合鴨農法は草取りの労力を軽減するためにだけ全国各地―いまでは世界規模!!―で行われているわけではないのではないか。愛らしい合鴨を見ていると農業の真髄とはただ農産物を提供するにとどまらぬ何かがあるような気がしてならない。言葉にするととても陳腐だが、そして非現実的だが、野菜や米を産み出すプロセスとそのプロセスを楽しめているかどうか。古野氏(※1)と同郷の農学者、宇根豊氏はこう言う。「畦草刈は有機農業か否か」。畦草を刈っても一銭にもならない。だが、畦草を刈ることで農村の景観を美しく保たれ、美しい景観を見て人々が心癒される。癒しが都会で商品となっている現代、畦草刈も価値あることだろう。換金されなくとも、美しい景観が保たれる、言いかえれば環境が守られると考えるとこれ以上ないことだ。合鴨も同じで、合鴨は草を取らずにすむようにしてくれる…し、その上かわいいからその姿を見るのが楽しい!!癒される!!作物を産み出すプロセスにおいて、心豊かになれる。これって農業の真髄のひとつではないだろうか。

※1…古野隆雄さん。合鴨農法の提唱、実践者



だいたいこんなことを書いた。

農業として農に触れていると、農と向き合うことそのものが日常であり、坦々と作業をしていると、疲れる〜だり〜って思うことがままある。仕事、なのだから、どうしたってテンションの上がらぬ時はある、仕方がない。

でもただ一日が早く過ぎ去ればいいのに…って
ひたすら思いながら向き合う仕事になることがないのは、農には日常の中にこっそりと非日常的要素がたくさん入っているからだろうと思うのだ。

それは合鴨であったり、野菜にとまった虫の面白い動きであったり、できた作物の色の違いであったり、感じ入るところは人それぞれだろうけれども。

少しだけ優しくなって夕暮れにも早く気付く by JUDY AND MARY

な心境になりやすい暮らし。
ルーティンに悩み、銭稼ぎに目をぎらつかせるに終わらない価値が農にはきっとある。

(じゅん)  


Posted by おとふくばたけ at 21:01Comments(1)開墾期

2009年07月23日

トゲと線香花火。

先日の豪雨は送り梅雨だったのか、今日はカラッと晴れて透き通るような気持ちの良い一日。

先細りの万願寺トウガラシのような形をしたピーマンも暑くなるにつれて少しずつ自身がピーマンであることを思い出してきたのだろうか、 ぬかるんだ畑の畝間に足を踏み入れて、ナスやピーマンの誘引作業を。
ピーマンの茎を何本が折る度にゴメンねと謝る。



管理作業や収穫の度に指先に突き刺さる強靭なトゲを持つ丸ナス。
普通のナスより株の容姿がずんぐりむっくりで、かなり若い頃からそこそこの実をつける様子。
樹になる丸ナスはまるで爆弾のようである。
実ひとつで300グラム以上ある。普通のナスの約3倍くらいの重量。




まるで線香花火のように花を咲かせるディル。
ほとんど収穫することができぬまま開花。

ハーブ類は壊滅的状態。
半日蔭で排水の良くない畑に植えたからだろう。
そこそこ元気がいいのはレモングラスとミント、オレガノ、カモミール。ローズマリー、フレンチタラゴン、キャラウェイ、ラベンダーは悲しい姿をさらしている。

適地適作とは良く言ったもの。
来年の課題。ゴメンなさい、ハーブ達。



アオイ科トロロアオイ属のオクラ。
以前はハイビスカス属に属していたが、現在はトロロアオイ属というよくわからんカテゴリーに分類されているらしい。
まぁハイビスカスもアオイ科なので近種には違いなかろう。

オクラの花が野菜の花の中で一番好きだ、という人は多いと思う。
うっすら黄色がかった白い花は真夏の天気にとても良く似合う。


先日は日蝕であった。
曇り空で太陽が顔を出したのはほんの一時。
当然の如く見逃す。

畑仕事に追われて自然の神秘に心躍らせる気持ちの余裕が最近ないなぁ。
そんなわけでそろそろ自家用の赤紫蘇を収穫してシソジュースでもつくろうかとミサさんと話す。

だって戴いたシソジュース、抜群においしかったんだもの。
忙しい時は無理やりにでも時間をつくらなきゃね。

(じゅん)

BGM KATE RUSBY / UNDERNEATH THE STARS  


Posted by おとふくばたけ at 22:03Comments(1)開墾期

2009年07月14日

そのすべてが夏っぽい。

バジルにセミがとまってた。
抜け殻も同じ株にはりついてた。

羽化する場所にバジルを選んだ彼にオメデトウと言いつつ力いっぱい空に放り投げたら、バタバタと桜の木めがけて飛んでった。



シャレで植えた向日葵が太陽に向かって微笑み始めた。
道行く人に向かって挨拶してくれたらいいのだけど、それは人間の勝手な都合。




ナスは落花生と出会って気持ち良さそう。
オクラの調子は劣悪で、病害が出てきた。
毎日「がんばれ」って声をかけてる。馬鹿みたいだけど、とても大切なこと。
きっとオクラにも聴こえてる、はず。


草刈と、畝間の草取りに明け暮れた一日。

猿が隣の畑の作物を物色していたので恐る恐る「コラーッ!」と追い払うと、ちょっとだけ逃げてくれた。
ので、調子に乗って草削りホーを持ち上げて「オラーッ!」って追いかけたら「ガウッ!」って叫びながら向かってきた。1匹だけだと思ってた猿が実は5匹いて、その5匹ともが向かってきたからびっくりした。

今度はこっちが逃げた。



そんな全ての出来事が、夏っぽい。
関東甲信では梅雨が明けた。





空もまた、夏色。

大原にも、夏がくる。

(じゅん)

BGM THE BAND / MUSIC FROM BIG PINK   


Posted by おとふくばたけ at 21:31Comments(0)開墾期

2009年06月21日

ムビラでチャクラが。

御無沙汰しておりました、音吹畑健在でございます。

収穫野菜も増えてきて町まで配達に行く回数も増えました。
配達、なかなか大変。
有機栽培だ環境に優しいのだ何だと言いつつ配達に車を使っては枯渇資源を浪費してる現状にふと??感じますね。
とは言え専業農家を目指す我々にとって野菜は換金手段―う〜ん、何となく避けたい表現―でもありますから仕方ないです。

それに食べてくれる人がいるのは嬉しいことですからね!!

そんなこんなでバタバタが続いておりましたが、土曜日の夜は遊んできました。
いつも野菜を使っていただいている下鴨のワインビストロ【月庵】プレゼンツ、アフリカはジンバブエの親指ピアノ「ムビラ」使いのデュオ【telori】 さんのライブ!



獲った画像がどれも荒くてアップ断念。で、ムビラ近写。
【telori】 のお二人、ともにとても気さくでこじんまりとした【月庵】にとてもお似合いでした。
ムビラはジンバブエに欠かせない楽器で、日本でいうところの神事・祭事のようなハレの日はもちろん、生活に溶け込んだツールとなっています。

目を瞑って聴いてると、音のドームに包まれてくような不思議な感覚に陥りました。気がつくと揺れてます、自分が。トランス。アフリカの三拍子はマスターリズムって言うんですってね。我々日本人が主に身近に感じるリズムは四拍子で、このリズムの違いがムビラを聴いた時のトランス状態に現れるみたい。面白いですね。縦揺れと横揺れみたいなもの??

【月庵】の当日限定アジアンプレートも抜群でした!
裏メニュー、グリーンカレー…最高。
ここんとこミサさんがやたらとエスニックなもの食べたい!って連呼してましたから、望みが叶ってよかったです。

久々にゆったりと解放されました。楽しい夜をありがとう。


ところでところで。




最近はミントウォーターにはまってます。
音吹畑の住んでる町内は大原でも水がおいしいと評判のところ。
ミサさんが植えたミントが大きくなってきたので、コラボ。

ミントを掌の上でパチンッと一叩き、コップに注いだ水に浮かべるだけ。

夏はこれ。

(じゅん)

BGM The Chieftains / Further down the old plank road  


Posted by おとふくばたけ at 22:40Comments(0)開墾期

2009年06月01日

職人芸。



鍬とガリと草削りと削り鎌。
音吹畑の除草4点セット。
土の具合や作物の繁り様、あとは気分によって使い分けます。

ゴロゴロの土で深くまで削りたい時、作物がまだ大きくなってなくて株間が広い時は、鍬。
砂地の土で株のギリギリ近くまで削りたい時はガリ。
柔らかい土で表面だけ削りたい時は草削り。
株が生育し過ぎて株間が小さい時、細かいところを削りたい時は削り鎌。

草を削るというシンプルな行為はシンプルだからこそ熟練者の技術が光って見えるもんだと思います。
農具の使い方を見てたら、「あぁ、すげーなこの人」とか「あんまり畑仕事慣れてないなー」とかすぐに分かるもんです。

お師匠さんの草削りの動作はとても洗練されていて無駄な動きが一寸もなかったと今では強く思います。
機械のように同じ動作を繰り返すのは実はとても難しいこと。
また同じ動作のように見えても土や草の具合によって少しずつ力の入れ具合を変えていたりして、それはもう職人芸としか言いようがない技なのです。

じっくりとひとつの仕事のレベルを向上させる。
農に惚れた理由のひとつにはそうした職人的な側面があるからかもしれません。

機械を使うと楽だし効率も全然違う。
でもやっぱり農業の基本は手仕事。洗練された動きは本当に美しいんだよ。

毎日畑に出ていたい由縁です。

(じゅん)

BGM thee michelle gun elephant / CASANOVA SNAKE  


Posted by おとふくばたけ at 23:33Comments(2)開墾期

2009年05月14日

ゆったり空間。

春夏野菜は何と言っても管理作業が楽しい。
毎日大きくなりゆく果菜類なんてもう最高。

誘引したりワキ芽かいたり無駄花落としたり。



こんなのを見つけるとなお楽しい。
夏野菜の畝間は本当に心地いい。

大統領もテロリストも教祖様も一般市民も、夏野菜の畝間で語らえば皆仲良く暮らせるのに。

…ぶっちゃけた話、収穫・出荷作業をしないで、野菜づくりだけで完結したらば言うことはもう何もないのだけど。

そうはいかないね(笑)

(じゅん)

BGM 姫神 / 千年回廊  


Posted by おとふくばたけ at 00:15Comments(0)開墾期

2009年05月03日

農無限。

フレンチタラゴンやレモングラス、何とかローズマリー等などの苗が今日郵送されてきた。
ミサさんが頼んだ分。

ゴールデンウィークは畑仕事に人足にとバタバタし通しのため、明けにナスやピーマンの苗の注文分を取りにいく。

ホントは全て種から育てたいところ。
育苗するととても忙しくなるけれども、尋常じゃない愛着を抱くことができるから。

ズッキーニの苗は驚くほどうまくいった。
タカノツメもそろそろ鉢上げしたい。先日蒔いた春菊もしっかり発芽してる。
ハーブ類の発芽率はこんなにも低いのかと思ったけれど、今日突然育苗トンネルに仲間入りしたタラゴン他の購入苗の数倍かわいく思えるもんだから不思議。

マニュアルがないからこそ農は面白い。

畑で腕組みしながら考える時間が来年以降の肥やしになって、いつの日にか花を咲かせるのだ。

忙しいけど、やめられないね。

(じゅん)

BGM The Beatles / ABBEY ROAD  


Posted by おとふくばたけ at 23:27Comments(0)開墾期

2009年04月22日

豆と虫と草と旅人。

こないだの雨と田んぼにはられ始めた水はカエルの鳴き声を運んできてくれた。
巣づくりの場所を探すキジもギャーギャーと呼応してる。

一歩一歩、春は着実に進む。

エンドウの近くのカラスノエンドウに密集し始めたアブラムシがとても怖くて、とりあえず刈りとり畑の隅に移動させる。



これだもの。
ホントすごい、何か別の草かと思えるほど。

カラスノエンドウには別のお客さんも。



この毛虫。わりかし大きい図体。
アブラムシの天敵なのかなぁと思いきや、カラスノエンドウの葉をムシャムシャ食べてる様子。これまたエンドウに移ってきて葉を食害されるのは困るなぁ。

虫との共存、草との共存。
きっと最終的な理想形はそこなのだろうけど、なかなか目の当たりにすると…。

そのままエンドウの誘引作業をしてたら何と!!



もう出来てる!
…明らかに背丈が低くて、根っこがやられてた株が多い一畝。
栄養成長―自分を大きくする成長ステージ―から生殖成長―子孫を残そうとする成長ステージ―へと移行し始めたのだろう。自分を維持する力がなくなってきた植物の種族保存本能システム。奥深い能力だね。って関心してる場合じゃないですけど。



こちらは先日定植したインゲン。
まだ霜が降りる可能性のある大原だから、ひとまず早植え分だけトンネル被覆してみた。すると、すでにアブラムシが生長点にひっついてるのを確認。彼らはいったいぜんたい何をもってこのポイントを察知してやってくるのだろう。すごい嗅覚。これまた関心してる場合じゃないので土曜日の雨に少しあてて、流れてもらおう。それくらいじゃあすぐまたやってくるのだろうけれども。

さて、お昼からまたも来客。



前世は流浪人、現世は旅人、来世は世捨て人の線がかたい、三十うん才のザ・根無し草タケちゃん!
研修時代の農的友人と二年ぶりの再会!
赤からし水菜の定植を手伝ってもらいました、来てくれてありがとう!!

「じゅんちゃん(みたいなブ男)がミサちゃんみたいな美人と結婚できて希望が湧いてきた」ですと。

…う〜む、とりあえず福岡のお義父さん、お義母さん、ゴメンなさい。

タケちゃんは南米への旅を控えて現在は若干の休眠期、京都の【宇多野ユースホステル】にてヘルパーとして滞在中。来てくれたお礼に、一度見てみたかった【宇多野ユースホステル】までお見送り。



ひゃー、想像以上!

…写真が看板だけでゴメンなさい!

【ようこそジャパン】キャンペーンの一環として強力な補助金が出たためリニューアルされたばかりらしく、北山杉をふんだんに使った内装とユースとは思えない巨大で豪勢な外観。いやはやゲストハウスがたくさんある京都において、まだまだユースを使う人たちはこんなにもたくさんいるのだね、驚き。

さてさて、明日は伸び盛りの草を退治するため草刈りと耕うんに明け暮れます。
そして明後日はロロロッサか或いはズッキちゃん、もしくはミント系ハーブの定植にトライ。できればニガウリも種まきしたいし、やりたいことがたくさん!

この時期がんばっておけば夏野菜が素敵な音色を奏でてくれると信じて。

畑仕事体験したーい!って人、相変わらず待ってまーす(笑)
ミサさんのおいしいご飯がもれなくついてくるよ!

(じゅん)

BGM cocco / ザンサイアン  


Posted by おとふくばたけ at 23:42Comments(0)開墾期

2009年04月18日

アースデイ〜僕らは地球を愛しているか〜。

アースデイ。

1969年に提唱された地球のこともっと考えようよという全世界規模の一日。
日本でもここ十数年の間に、各地で関連イベントが催されてる。

【アースデイジャパン】

チームオトフクは普段はなんだかんだと思想的な話をすることを実は避けてます。

意識として、僕ら皆地球人!―なんて素敵な響き!―と思ってはいるのだけど、何かひとつの色に染まるのは勇気がいるもので、そうした主張をあけっぴろげにすると、距離を置きたがる人がいるでしょう。

チームオトフクが農家として生きたいと思ったのは、そうした地球人意識が少ない人たちになるべく彼ら自身のフラットな立場でお付き合いしながら、且ベクトルを地球へ仕向けられるよう彼らの心理へディープインパクトを与えたいと思ったがゆえなんですね。

なんか分かりにくいけど(笑)

右向け右の管理社会に生きてきた日本人は、はっきりとした色を持つのがとても苦手だと思います。

個性を厭い、協調性を尊ぶ。

yes or no でしか立場が表明できない問題に直面しても、中庸を重んじる儒教の精神というか、それは決して悪くない立場なのだろうけど、でもやっぱり“逃げ”の姿勢には違いないのではないか、とも思うわけです。

ね?

これだけアースデイが市民権を得たこと自体はすごく問題でしょう。
それだけ地球が悲鳴をあげてるってことだもの。

日本のヒッピーの草分け的存在、部族のビッグネームが最近とても素敵なネーミングのイベントを行っています。

「僕らは地球を愛しているか、地球が僕らを愛しているほどに」

たぶん、きっと、
ムーブメントは始まってるのだと思います。

この波はやがて我々の子供孫の世代になって、是非がはっきりしてくるのでしょう。
かつての四大公害と同じように。

何かひとつ。
身の回りの、とても些細なことから。


第一歩は、とてつもなく遠いかもしれないけど、踏み出してみると案外次の一歩は簡単に踏み出せるもんですよ。

4月22日、テイクアクション。

(おとふくばたけ)  


Posted by おとふくばたけ at 23:27Comments(0)雑記

2009年04月09日

秘田水路復旧工事と月見夜桜の宴。

今日はオーハラーボデイ。

朝から山奥の秘田、百井の里の水路掃除。
数年間、水の流れることのなかった秘田の水路を復旧工事、オーハラーボほぼ総出!



むさ苦しい男たちの血と汗と涙の結晶がこの夏黄金の稲穂に宿る!
秘田の稲作は合鴨農法で。
隠れ合鴨秘田米、うまくないわけがない。

こうご期待!!

夜は月見桜を肴に、オーハラーボ新加入メンバーの歓迎会を兼ねて繰り広げられる重箱と酒の狂乱の宴with満月、桜&鴨川。



和気藹藹と仲間が仲間をいじくり倒し呑む酒の旨味を月と桜が助長させる。
繰り返し繰り返される宴の数だけ絆が深まる満月の夕べ。

嗚呼、この和というか輪というか環。
ビバ、オーハラーボ!

※オーハラーボ
大原で近年新規就農した若者たち中心の有機農業生産者組合。大原を有機の里とすべく、奮闘中。

(じゅん)  


Posted by おとふくばたけ at 22:51Comments(0)開墾期

2009年03月26日

竹伐祭、野草祭。

なごり雪が昼間。
こんな日は育苗中の苗が心配。
雨が上がってはまた降っての不安定なここ最近。水やりも丁寧に、乾燥具合を見て見て。

寒い日は身体をバリバリ動かすに限る。
一人竹伐祭!



二日ほど前から伐り始め、およそ100本近く。
朝6時から1時間、野良仕事終える前の1時間バンブーフェスタ、まだまだ続く。
目標は300〜500本。
バンブーどもは夏野菜の支柱となられる予定。バッサリバサバサ、竹伐祭。

うおー。






フェスタステージにいっぱい生えちょる。
シャク。
別名、山人参。その名の通り、セリと人参を足して半分で割ったような香りがドハーッ。

今夜の晩御飯は野草祭。
カンゾウ、シャク、ミツバ、ヨモギがドハドハ。

他にも野草祭がすっげーところを夕暮れに探索。



出たー、獣だー。大原の山際にはシシガミサマやオッコトヌシの足跡がいっぱいだー。ヌタウチまわってるー。

境界が曖昧になってるのは誰のせいだー。
原因を考えないで被害だけを嘆いては仮想敵をつくってるのは誰だー。



チョコレートじゃないぞー、食べるなー!!

(じゅん)

BGM Belle & Sebastian / Fold Your Hands Child, You Walk Like A Peasant  


Posted by おとふくばたけ at 18:37Comments(0)開墾期

2009年03月19日

ヒメオドリコソウダラケ!

オオイヌノフグリのコバルトブルーが目に眩しい。
散歩中の犬っころは気にも留めず踏みつけてるんだろうなぁ、己が陰嚢を。
何ともまぁ悲運な名前であるが、別名は「星の瞳」。

寿命は実はわずか一日。咲いては閉じる、別のフグリがソワソワと咲く。
今日見たオオイヌノフグリと明日見るオオイヌノフグリは同じ場所でも違うオオイヌノフグリ。

瞬きする星。乱れ咲き。



ホトケノザも乱れ咲き。野は唄い、里は笑う。
色が飛び散る。



畑を耕してると目についた、コンクリートの狭間からその生命を紡ぐホトケノザ。侮るなかれ、草魂。逞しき。

もうじきヒメオドリコソウダラケノセカイがやってくる。

昨年、まだ就農地を探していた頃。
うららかな春の陽気の中、道端に群生するヒメオドリコソウを眺めて「ヒメオドリコソウダラケ」と意味も無く二人で連呼しながら寂光院を目指して歩いたっけ。

その頃はまさか大原で就農するとは夢にも思ってなかったな。

ヒメオドリコソウダラケ!

(じゅん)

BGM Lindberg / LINDBERG ?  


Posted by おとふくばたけ at 21:43Comments(1)雑記

2009年03月17日

わらわらわららーわら。

小中学校の頃、試験用紙や配布プリントに使われていたザラザラした紙。僕が通っていた学校では“ザラバンシ”と言いましたが、正確には“藁半紙”(ワラバンシ)という紙です。

その名の通り、稲藁を原料とする紙です。現在では藁半紙と言えども稲藁が原料とされることは少なく、木材をすり潰した機械パルプで作られることが多いみたいです。中質紙と呼ばれる再生紙の一種です。

教育機関では再生紙の使用が義務付けられていて現在でも機械パルプの“藁半紙”を使っているようですが、個人向けに売られていることは少ないみたいです。

1990年代後半から上質紙(印刷紙のこと)の価格が藁半紙の価格より安くなったため、あまり使われなくなったようですね。品質面でも保存が効かない、インクがにじむ等のデメリットもあるので、時代の流れでもあるのでしょう。

(中略)

それにしても稲はこんなところにも使われていました。驚きです。あのレトロな温かみのある質感は稲だったか!と思うと感動すらしました。

稲ってほんっとに日本にとってなくてはならない穀物だったのですね。

―旬報さとうさno.29より抜粋―



旬報さとうさ、とは僕が研修生時代に農園の有機野菜セット宅配会員や取引先向けに隔週で発行していたニュースレターです。

稲。ほんとスゴイ。

冬の終わりくらいから夏野菜の育苗が始まりますが、その温床として稲を使います。米ぬかなどの有機物を細かく刻んだ稲藁に混ぜ込んで、水を含ませながらギュッギュッと何度も何度も幾層も幾層も踏み込んでいくと、発酵して熱を発生させます。微生物のエネルギー熱で苗にとって、とっても嬉しいベッドができあがり。
温床は翌年以降、良質な堆肥として畑にすきこみます。このサイクル。何て輝かしいんだろうか。
マルチ変わりに夏野菜の寒暖・雨による泥しぶき・防草対策にも使います。風雨にさらされて、これまた畑にすきこまれる有機物として活躍します。

いろんな使い方ができる最強有機物!稲ワラ!循環農業の鏡、最高!石油依存の農業からの脱却はなかなかに難しいことなのかもしれないけれど、できるところからやれるところから。きっとその積み重ねが何かに繋がるもんだよね。



今日また新たにお友達からワラをいただきました!嬉しい!ありがとー!個人的にはお金出してでも手に入れたい有機物のひとつですからね、やったー!

昔から日本の生活になくてはならなかったお米は、食物としてだけでなくいろんな局面でその力を発揮しておりました。
戦後の食糧事情によるアメリカの小麦食推奨工作でお米の消費量はどんどん減ってきている現状。減反を始め、昨年の事故米問題もひっくるめてそうだけど、政治にまで翻弄される作物ですが、お米づくりは文化でしょう。暦、結、食、環…。ほんとスゴイ作物ですね。

(じゅん)

BGM weezer / weezer(Blue Album)  


Posted by おとふくばたけ at 21:33Comments(0)開墾期

2009年03月12日

やればやるほど。

日に日に緑が目に眩しくなってきてますね。
春だ、唄おう!踊ろう!奏でよう!

そんなテンションです。

でも寒い。
今日は霜が降りてましたよ。
育苗用のベッドを野外につくりました。屋内育苗じゃあ苗が徒長して良くないです…。寒いかなーと思って試してみたけど、やっぱりお日様が恋しいらしいですから。そりゃそうか。生きとし生けるモノ皆に平等に与えられる自然の恵み、奪っちゃダメだね、ゴメンなさい。

霜が解ける頃までにベッドを仕上げて、それから。



ミョウガを植え付けました。
昨日いただいたミョウガ。父の大好物でもありました。半日蔭を好む作物です。若干日当たりの良くない畑の一畝を選んで、ちょちょいっと。



ピンクの芽がキレイです。味噌汁や豆腐を楽しませてくださいよ、ミョウガさん。

お昼からは刈り草をエンドウ畝上に敷いて草マルチだ!





風で飛ぶかなーと思いきや案外安定して畝の上に留まってくれました。多少の防草効果もあるかなと期待しての敷き草。
昨日、エンドウの畝上を削ったので今日中に敷き切ってしまいたかったのだけど…残念、時間が足りませんでした。
これで少しは暖かいかな。もっと早くにしてくれよ!とエンドウさんのボヤキが聴こえてきそう、すいません言い訳のしようがないッス。

敷き終わった直後は緑と枯草色がキレイなんだけどね、雨に打たれたりの時間を経ると黒くくすんで年季が入って見た目は良くないですが。できる限りビニールマルチは使いたくないので、仕方ないよね。

あれもしたい、これもしたい!あーやべー、やっぱり畑、楽し過ぎる!

…でも明日から雨予報なんだよな。

(じゅん)

BGM Dropkick Marphys / Sing Loud, Sing Proud!  


Posted by おとふくばたけ at 18:35Comments(2)開墾期

2009年03月04日

早蒔きゴメン。

昨日は列島の広い範囲で寒波襲来。予想外の雪に右往左往する方が続出していたそうですが、皆さまは大丈夫でしたか??

さてさて、チームオトフクはそんな昨日。
雪が降るまでの間に種蒔き敢行!先日、施肥して耕しておいた畝に、二十日大根とサラダホウレンソウを蒔きました。

まだまだ蒔き時としては早すぎるくらい。
不織布とビニールトンネルで被覆したけど、どうかなぁ。捨て蒔きになるかもしれないのがちょっと申し訳ないけど、自分で失敗してみないと納得いかない頑固な性質なので、こればっかりは試行錯誤です。

今日は今日で、朝からトレイ蒔き。
128穴のプラトレイにロロロッサと赤からし水菜を。




小さな小さな種には、驚きの命が詰まってる。
ゆっくりゆっくりと土から栄養をもらって生長していきます。
トレイの中のわずかな土は、いわば彼らの胎盤ですからね。丁寧に、愛情込めて、ミサさん種蒔き中のご様子。




それにしても、ロロロッサの種。
キク科の種は蒔き辛い!薄くて形も変だし、指にへばりついてなかなか落ちてくれない。
手に余る子供ほど…って奴ですか。

こちらも捨て蒔き覚悟の―ごめんよロロロッサと赤からし―早蒔きです。

昼夜を問わず屋内育苗。

苗半作とはよく言ったもの。じっくりじっくり、毎日言葉をかけながら、彼らの生長を見守ります。

そう言えば、今日確定申告書を提出してきました!やったー!

(じゅん)

BGM LED ZEPPELIN / IN THROUGH THE OUT DOOR  


Posted by おとふくばたけ at 19:12Comments(0)開墾期

2009年02月28日

花咲き春。

今日はとってもいい日和。
雨の日は雨の日の、曇りの日は曇りの日の、雪降る日は雪降る日のいいところがそれぞれあるけれど、やっぱりウキウキするのは太陽が顔出してる日、ですね。

花粉症でズルズル鼻水が出てくるけど、お構いなしのいい気分だ。



畑を耕す前準備に、前作野菜の残さをおかたづけ、してると咲いてたルッコラの花。

真白な正十字。血管のような紫色の浮き出る線が、なんだかとても荘厳です。

野菜も花を咲かせるってこと。

当たり前のようで、実は案外知られていなかったりすることなのかも。
少なくとも僕は農に出会うまでスーパーの野菜しか見たことがなかったので、想像すら及ばなかったことでした。

鑑賞用の花ほど主張は少ないけれど、ひっそりささやかこじゃんとカワイイ花を咲かせます。
オクラなんかはキレイだね、ハイビスカスの仲間。
キュウリも鮮やかな茎や若芽の緑とうっすら優しい花の黄色のコントラストが何とも言えないもんです。

ナスは実と同じ、薄ムラサキのちょっと色っぽい。
カボチャはフワフワ手触り気持ちよさげな黄色の花。

夏野菜は実を食べる野菜が多いから、栽培中に花を楽しむことができます。

秋冬野菜はとうがたってから花が咲きます。
そのころには収穫期間が過ぎており、目にすることなく耕される野菜もあることでしょう。

ブロッコリーなんてあの蕾がいっせいにホワーッと咲き乱れて、一株花畑になってしまいます。

農家でしか楽しめないこと??

んなことない。
ちょっと郊外に出て、ウロキョロしてみれば、案外目につく畑に野菜。

いろいろ探すのも面白いかもね。

(おとふくじゅん)

BGM ジムノペティ / 今宵も、うたかた探し  


Posted by おとふくばたけ at 20:42Comments(2)開墾期

2009年02月22日

お猿さまがいらっしゃる。

ハイリスクハイリターンな大原の上ん田。

とってもローカルな話ですが、京都は大原人口3000人とは言え、それぞれの町内には色があって然り。
我々チームオトフクが住むのは大原の中でも昔っから結構な方々が住んでおられたところらしく、その理由のひとつが「上ん田」って名前のとおり、大原を見下ろすような見晴らしナイスな棚田の立地からもわかるとおり、らしい。らしい(笑)

水も比叡山からの硬水が流れてきて野菜づくりにゃとっても良い。
ちなみに硬水は作物には良いが、お酒づくりには軟水が良いとか。大原で酒造が現在は残ってないのはそのせいなのかな??
さらに比叡山の土砂や高野川の氾濫による肥沃な土壌が形成されていることも、大原の野菜はオイシイねって言われる所以。中でも上ん田はその条件を余すところなくゲットしてる大原内でもさらにオイシイ作物ができますよって昔から伝えられてるとこなのだ。



観光シーズンの喧噪もここまでは届かず、ポレポレな気持ちで野良仕事で悦に入れるいい気分なとこなのだけど…。

いかんせん猿が来なさるのが大変な問題。
比叡山に巣食うお猿さまたちの餌場として大活躍の上ん田。オイシイ作物のためにはなかなか防げぬお猿さまたちと闘う必要があるのですねぇ。云々。

人間が招いた事象だとは言え、農家は獣害に頭悩まされる。
どうしたって、ね。難しい!!

(おとふくじゅん)

BGM bjork / debut  


Posted by おとふくばたけ at 18:45Comments(0)開墾期

2009年02月21日

無理なく農に関わる。

御無沙汰しすぎておりました。
研修生時代、お世話になっていた農家さんの一人がお亡くなりになられたことを聞き、急遽九州に飛んでおりました。

新規参入で有機農業を、という方々はそれぞれに強い思いをお持ちになっています。
環境問題への懸念、現代社会に対する警鐘、まっとうな食への憧れと回帰、持続的な農業の確立、などなどたくさん。

意外にも、というより考えれば極々自然な理由なのでしょうが、子どもをゆったりとした空間で育てたいとする思いから田舎で有機農を、と始められる方は多いですね。

お亡くなりになられた農家さんも子育てを田舎でしたい、障害のある子がのびのびと育つことができるような環境で生活したい、という思いから新規参入された方でした。

その思いが強すぎてご無理をなされていたのでしょうか。病を患い、ついに逝ってしまわれました。

スローライフを掲げた有機農家が多忙を極めて…何とも言えぬ結果です。

残されたご家族は闘病期間が長かったこともあり、ある意味では覚悟なされていたことだったのでしょう。あっさりと、今後の未来を笑顔で話されていた奥様の強さが印象的でした。

それと故人のお亡くなりに寸前の写真。
あらゆる柵から解放されて、ご自分のことと奥様に甘えたいという思いとだけが残った安らかな顔でした。



バランスって大切ですね、ほんと。
なんだかんだいって今の日本ではお金がないと生きていけない、稼ぐためには働く必要がある、働いてもなかなか収入の増えない農家は大変だ、だったらもっと働くしかない、悪循環。

安定した経営と追っていたい理念。どちらかに偏るとどうしたってしんどくなりますもの。

…とは言え、奥様は今後も農を続けていく、女性でもやっていける農の形を確立したい、と仰ってました。
肩肘はらず、無理をせず、奥様なりのやり方で今後も農に関わっていく、と。

素敵でした。何もできないけど、時折は連絡していこうと思ってます。
全国に仲間がいるって思えること、有機農ネットワーク。見ず知らずの人々とも仲良くなれる共通項―農―に感謝。


自分たちも無理のない形で、長く長ーく続けていける農の形を追い求めていこう、と思います。




春がまだまだやってこない大原に、雪の寒さに負けじとがんばるエンドウさん。
水はけの悪い田に植えてごめんね。

(おとふくじゅん)  


Posted by おとふくばたけ at 12:37Comments(0)雑記

2009年02月12日

恩人からの手紙。

先日、農の道にシフトすることになった恩人から手紙が着た。

青森は六ヶ所村、【花とハーブの里】で13年間常駐スタッフとして滞在していたお坊様。
六ヶ所村は言わずと知れた核燃の村。国による情報封鎖のせいか、驚くほどニュースが入ってこないのが悲しいところ。
既成概念のフィルターをとっぱらって、周囲にアンテナを張り巡らさないといけないですね。いかんいかん。


4年前―もう4年前になるのか…―に訪れた時はヤマセが吹きすさぶ春待ちの季節。
今でこそムーブメントとなって各地で自主上映がなされている【六ヶ所村ラプソディ】の撮影中で、【鎌仲ひとみ】さん含む撮影班が撮影の合間にチューリップ祭りで和気あいあい。

右も左も分からぬ音吹じゅんさんは何もできないことにショックを覚えたが、やったるぞ的興奮にも見舞われた。

一昨年、【正木高志】さんのwalk9に参加したくてしたくてたまらなかったが、修業中で身動き取れないことを理由に断念した。言い訳といっていい。

届いたお手紙の主はこのピースウォークに最初から最後まで通して参加されており、やっぱり参加しておけば良かったと後悔してる。

拝金主義に蹴りを入れて、かわりにだだっ広い畑の隅っこで一緒に四股を踏んだのを覚えてる。
ひとつひとつの動作を丁寧になぞると、四股は結構な疲労感を与えてくれる。同時に素敵な達成感もね。

いろいろお話してもらったな。

今、音吹畑は冬の農閑期。
今後の農の道のベクトルをどうすればいいのか。
いろんな農的知人ができて、いろんな方法を見てきて、若干軸ズレしてるのかもしれないなぁと、ふと。

それに伴い、青森に行きたい願望がどんどん高まってきてる。

原点をもう一度見ておきたい。
恩人にもう一度会いたい。
あの自然を目に焼き付けておきたい。

根なし草は卒業して、これからは畑を軌道に乗せ家族を第一に考えていかねばならないのだけどね。
お金の件もあるので、もう少し考えよ。

…ここでまたお金を問題に挙げる自分がなんだかなー。



【アマナクニ】【なまえのない新聞】
ぜひ。

(おとふくじゅん)

BGM Lou Reed / Ecstasy  


Posted by おとふくばたけ at 23:21Comments(3)雑記

2009年02月12日

ビバキューバ。

8日の夜、キューバ都市農業リポート「Salud!ハバナ」 をリポーターである北海道の有機農家さん小林卓也くんの説明とともに観て、そして若手農家さんや食に関わる人たち、農に関心を持つ人たちと一緒においしいおいしいマクロビご飯に舌鼓を打ちながら語るって会を終えました。

小林卓也 / はるちゃん
【はるきちオーガニックファーム】



ソ連の解体、社会主義の崩壊、アメリカの経済封鎖という状況はキューバを石油依存の生活スタイルから脱却させることになりました。
輸入に頼れないなら、生み出すしかない。石油がないなら、代替方法・資源を活用するしかないですものね。
キューバがスゴイのは、そうした危機に対して国が真っ先に動いて先導してるってこと。そしてその指針が常に民の為にあるということ。

結果としてプランテーションによる大規模生産から、都市部のわずかな区画を利用したオルガノポニコという畝を囲ったようなプランター栽培方法に移行して、見事成果を挙げているのですねぇ。

元々肉食中心のキューバを、野菜好きにさせたのも国営放送などの調理法紹介番組があったりと、多角的な都市農業推進方法があったようです。

ずいぶんと以前に吉田太郎さんの本を読んで、キューバってスゴイなぁと思っていたのが、二年前にはるちゃんと出会って「Salud!ハバナ」を見せてもらい、映像で見るとまたとんでもねぇなーという思いを持っていました。今回はまた違った視点で見ることができてよかったです。

8日の会ではキューバという国を掘りさげる質問が多くて政治的側面、生活的側面の興味深く話が聴けました。
社会主義国であるからこそ方向転換ができた、という見方はもちろんあると思います。やっぱりお金が価値基準の大半を占める資本主義国ではなかなかそうはいかないだろう、と悲しいけど思いますものね。価値観の相違は仕方ないのかもしれないけど、でも、なんかそれって言い訳だなぁ、とも。

地下資源はいずれ枯渇することが分かっているのだから、代替案を考えないと始まらない。それをいち早く成し遂げつつあるのがキューバなら、なぜキューバはそれができたのかをまっさらな目で見ることが大切ですよね。

日本でも既存の電力供給量の70%を風力や水力をはじめたとした代替発電で賄うことができるというデータもあるそうで、だったら残りの30%分はいらない自動販売機の電気を切ればいい、とか思ったり。

それにしてもキューバの有機野菜、きれいでしたねぇ。

実を言うと9日には再びDVDを観ました。京丹後に行って、農業者と勉強会をしたのですが、その時には農業技術の視点から質問がたくさん出てこれまたすごく面白かったですが、キューバってホントに自由なんですよねアプローチの仕方が。

様々な農業技術を試しているようでして、もちろんそれは石油依存の既存の農業技術とは違う方法なのですが、「えーオカルトやんか!」というような農業技術もわりと本格的に実践しているようなのです。
キューバはすごく研究熱心だ、とはるちゃんはしきりに話していましたが、熱心な研究がしっかりと国民の食糧確保という命題に向かっているのがとても印象的でした。

日本は…??

と考えると農協のやってること、農政の方向性、わけがわかりません。
北海道では米ぬかを農協が買い上げ、中国に高値で売りさばいているようです。米ぬかを使いたい農家さんは米ぬかをより高い値段で買わねばならず、農協って何だろ?って考えさせれます。

なんだかなぁ、と思いますが嘆いていても始まらないので、とりあえずこのムービーで学んだことをほんのちょっぴりでもいいから実践してみることから始めようかと思います。

非常に有意義な時間を過ごすことができました。

会の場所として京都は静原の【カフェミレット】さんをお借りしましたが、ヴィーガンフード、とても美味しくて驚きのメニューがいっぱい!
僕はイベントに参加するのは大好きなのですが、企画運営するのが大の苦手というより嫌いで申し訳なかったのですが、農的暮らしのコーディネイター【キンモクセイ】の隅岡さんと【カフェミレット】さんのおかげで素敵な会になりました。この場を借りて御礼申し上げます!

いや、ほんとよかったです。

(じゅん)

BGM delays / You See Colours  


Posted by おとふくばたけ at 09:15Comments(0)開墾期